みなさま、こんにちは!五城目トーヨー住器株式会社のマヨマヨです。
これは、2025年のゴールデンウィークに家族で出かけた、ささやかな旅行の記録です。
──そう、「ささやかなはず」だったんです。
辿り着いた駐車場は、“罠”だった。
車幅センサーが叫び続ける中、家族はただ祈り、螺旋を登る──。
車幅センサーが叫び続ける中、家族はただ祈り、螺旋を登る──。
第五話:螺旋の地獄、すれ違えないスロープ
やっとたどり着いた──と思った駐車場。
だが、その先には、想像をはるかに超える地獄が待っていた。

反時計回りの急角度な螺旋スロープが連続。
道幅は極端に狭く、壁には無数の擦り跡。
「先人たちの犠牲」が、あちこちに刻まれている。
車幅感知センサーは狂ったように鳴り響き、
後部座席の娘が窓から手を伸ばせば、すぐ壁に触れられるほどの距離。
後部座席の娘が窓から手を伸ばせば、すぐ壁に触れられるほどの距離。
何度も何度もハンドルを切り返し、夜の闇が視界の不安をさらにあおる。
車内には「やばい」「怖すぎる」「狭っ…」「慎重にね!」という私の声が響く。
──運転している夫のほうが、よほど叫びたいはずだろうに。
──運転している夫のほうが、よほど叫びたいはずだろうに。
ただ、祈りながら登った。
何回スロープを回ったかなんて、もう覚えていない。
そして、やっとの思いで屋上へ。
そこには、私たちと同じような大きな車たちがズラリと並んでいた。
「……みんな、よくここに来るな……」
思わず、軽くめまいがした。
でも、それで終わりじゃなかった。
「駐車できた」ということは、明日またこのスロープを“降りなければならない”ということ。
──出口は、来た道と同様。

その夜、予約していた居酒屋「伊達なおもてなし DUCCA仙台駅前」で夕食をとりながら、
ふとGoogleで「仙台駅屋上駐車場」の口コミを調べてみた。
ふとGoogleで「仙台駅屋上駐車場」の口コミを調べてみた。
そこには、予想通りの阿鼻叫喚。
- 「狭すぎる」
- 「入口がわかりづらい」
- 「大きい車はやめとけ」
──もっと早く、調べておけばよかった。
飲食店やレジャー施設だけでなく、駐車場そのものの口コミ調査も大事だということを痛感。
特に、車体が大きくローダウンしているミニバンでは。
特に、車体が大きくローダウンしているミニバンでは。
私たちは連泊だったため、翌朝すぐその駐車場から脱出。
残る2ヶ所の候補をよく調べ、最終的に選んだのは「エンタツパーキング」。
こちらは、坂もゆるやかで、道幅にも余裕があり非常に快適。
たとえるなら、秋田駅西口のトピコ・アルス第一駐車場のような安心感。
一方で、仙台駅屋上駐車場は、
私が苦手とする秋田市公営駐車場よりもはるかに難易度が高く、
ミニバンで運転初心者の方には絶対におすすめしない場所だと断言できる。
私が苦手とする秋田市公営駐車場よりもはるかに難易度が高く、
ミニバンで運転初心者の方には絶対におすすめしない場所だと断言できる。
今回の学び
- 「駐車場」も目的地の一部。事前調査を怠るなかれ。
- ナビや案内だけに頼らず、口コミを活用すること。
- 狭小螺旋型駐車場は、車高・車幅のある車とは相性最悪。
- 一度苦手だと感じた場所は、無理せず回避する勇気も必要。
終章:この旅で、私が学んだこと
車に興味がなかった私が、今回の旅行で強く実感したのは、
「車とは、“走る箱”ではなく、“選択肢を狭める存在”になり得る」ということ。
どんなに車内が広く快適でも、
その大きさゆえに──「道を選ぶ」。
ローダウンした車であれば──「坂を選ぶ」。
そして、道の選択を一歩間違えれば、
乗っている人間の寿命まで削られることがある。
旅行自体は楽しかった。
家族の思い出もできた。
でも、正直に言えば、
あの山道と螺旋スロープの記憶だけは一生忘れたくない。
このブログが、同じように旅を計画している誰かの「警告」となりますように。
